物語から離れる時間を作ることが大切

毎晩、日付が変わる時刻の少し前になると、今日もブログを書かないとなあと思って、今やっているようにパソコンに向き合うことになります。

少々面倒な気もしますが、その反面何かを書くことが好きなんだろうということも、気づいているので、まだまだ続いていくんだろうなと。

このブログを書く直前だったり、あるいは書いている最中というのは、ある種瞑想しているような気分に近いものがあって、それがとても心地いいのです。

一日を過ごして、自分の人生には大きな変化など何もないのですが、それでも仕事を立て続けにやった日があれば、まったくボーっとしていたような日もあります。

どんな一日を過ごしたとしても、こうしてブログに意識を向けていると、何となくとても気持ちがスーッとして清々しい気持ちになれるのです。

人は物語が大好きなのですね。だから、テレビドラマや映画などを観ることがこの世界から廃(すた)れることはないのでしょう。

夢中になって、その物語に入り込んでしまうことができます。自分の人生にそれほどのドラマ性を求めないにしても、やはり退屈しない物語を好むのです。

そして、その物語が作り物であろうと現実のものであろうと、人はいつだってそこから離れようとはしません。

けれども、ブログを書いているときには、あらゆる物語から離れている感覚が常にあるのです。私にはその感覚がとても大切なのだと思うのです。

物語から離れていると、思考が停止しないまでも、自分が思考よりも意識だという感覚を取り戻すことができるからなのでしょう。

ということで、もうしばらくはこうしていつも通りに意味のないブログを書き続けることになるんだろうなと思っています。

物語から離れていると、時間と空間の感覚からも離れてしまうような気がします。そこには、何とも言えない平和があると分かります。