存在とともに在る

選択に迫られたときは、

けっしてハートを差しおいてマインドを選択してはならない。

ハートとは、存在とあなたとの関係性だ。

マインドとは、社会とあなたとの関係性だ。

by osho

残念なことに、理性的な人ほどマインドとともに生きている傾向が強いものです。だからある程度までは、社会と良好な関係性を作りつつ生きることができるわけです。

けれども、それはあくまでも表面的なレベルでしかありません。マインドは常にあなたに選択することを強制してきます。だから余程意識的になり、注意深くしていなければ、マインドが選択の結果を与えてくるのです。

その選択の原動力は防衛なのですね。社会の中でうまく立ち回る方法を知っていたり、戦略的に生きる術を心得てもいるのですが、心が豊かになることはありません。

本当の豊かさは、ハートが優位にあることによってのみ達成されるのですから。ハートさえ開いていることができるなら、マインドの小賢しさを脇に置いて存在と一つになることができるのです。

それは社会的に成功することでも、他人から賞賛されることでもなく、もっと自分自身に正直になって、ハートの奥の存在を感じる瞬間の至福とともに在るようになることです。

そしてハートを開く直接的な方法はありません。ただマインドを見守り続けることによって、自然とマインドのエネルギーが落ちてくるのです。それが結果としてハートを活性化させることになるのですね。