依存の根っこにある不安を見てあげる

幼い頃に両親から安心させてもらうことができないでいると、その子のマインドは不安のかたまりになってしまいます。

そうなれば、その不安をどうにかして安心に変えようとする毎日になってしまうのです。

その結果、幼い無邪気な子供の興味の代わりに、自己防衛の方に生きるエネルギーのほとんどを使うようになるのです。

そのため、自分が何に興味があるのかとか、何が好きなのかといった基本的な自分らしさを見失ってしまう可能性が高くなるのです。

不安や恐怖から逃れようとして、必要以上に親に依存してしまう場合もあるかもしれません。

その依存を存続させるために、相手を好きだという気持ちにすり替えてしまうこともあるのです。

よく幼い子供がお母さんの後ろにくっついて歩いている姿を見ることがあり、お母さんのことが大好きなんだねと思えるかもしれません。

けれども、それは好きという気持ちよりもその子の不安を表していると思った方が当たっているはずです。

安心している子供は、いくらお母さんのことが大好きであっても、後をくっついて歩いたりしないものです。もっと自由奔放に見えるはず。

もしもあなたが、成長しても親に依存している部分があると感じるなら、その根底にある不安を見つけてあげることです。

そうすることで、気付かずにいた親へのあるがままの気持ちも見つかるかもしれませんね。