善悪は自我の好み

この仕事を始めてすぐの頃に、グリーンマイルという映画を観ました。その頃の癒しの仲間から良い映画だから観てみればと勧められたからです。

内容をここで紹介するとネタバレになってしまうので詳しくは言いませんが、その20年近く前に観た時にはとても感動したのを覚えています。

悪人と善人が登場してその対比がとてもはっきりしている物語なのです。ちょっとファンタジーのような部分もあります。

たまたま Netflix の中に見つけたので、先日もう一度観てみたのです。というのも、内容についてはほとんど忘れてしまっていたので。

私はどんなに感動した映画でも、しばらく経つと内容を思い出せなくなるという性癖があるらしいのです。

同じ映画で何度も楽しめるという利点もありますが、そこはあまり深く追求しないでおきたいと思います。

今日ここでお伝えしたかったことは、20年近く経って自分の感覚が以前とは違っていたということに気づいたのです。

感動もそれほどしなかったのですが、それよりも何よりも善人と悪人の区別が際立っていることにとても違和感を感じてしまいました。

実際の私たちのマインドは、善人と悪人がミックスした状態がほとんどです。それがマインドの特徴でもあるわけです。

今自分の中に定着している感覚としては、人間は良い人でも悪い人でもないというものです。マインドの全体を見ることが大切であって、善悪は自我の好みだということですね。