男性は孤独に瞑想することで、女性は愛を通して覚醒するのです

恋愛相手に心を奪われて、寝ても醒めてもその人のことを想い続けてしまうようなことは、誰でも一度や二度経験があるかもしれません。

それは何も10代20代の若者だけが罹る恋の病ではありません。何歳になっても、誰かに恋をし、その人に魅了されてしまうことがあっても不思議ではありません。

けれども、そこには男女の差があるのです。男性も女性も、意外とその性差については分かっているようでいて、本当には分かっていないことが多いのです。

そもそも、一般的に言えば、男性は長期に渡って恋愛に溺れてしまうということがありません。愛よりも、仕事や社会的な活躍を通して自分に満足を与えようとするのです。

一方で、女性は人生の中心に愛がなければならないと感じているのです。自分の価値を愛されることで認識しようとするのです。

勿論こうしたことは、一般的な傾向であって、相当な個人差があることも事実ですが、私の経験ではかなりの確率でこの傾向は当てはまると言えます。

男性にしても女性にしても、こうした違いを互いによく理解し合っておくことができると、無用なトラブルを避けることもできるのです。

男性は、好きな人と一緒の時間を持つことに対して、それほど重要視してるわけではありません。だから、女性のようになるべく愛する人と一緒に居たいという思いが比較的少ないのです。

女性は、好きな人とあらゆる体験を共有したいという気持ちが強くあるのです。だから、男性の素っ気ない態度を見て、愛されていないかもしれないと不安になってしまうのです。

男性は孤独に瞑想をして覚醒していくタイプであり、女性はそうした男性との愛を通して覚醒していくのです。

どちらも優劣で捉えることはできません。そして、覚醒の間際には、男性も女性も互いの不足を補い合うことで、まったく同じところに立つことになるのです。