今日、セッションの前に静かにしていたとき、何となくホワイトボードに以下のような表を書いてみました。エゴというのは、どんなものでも理解しようとしてしまうのですね。
だから、これも方便だと思って見て欲しいのですが、それでも少しは何かの役に立つかもしれないので、ふわっとした見方で見て下さいね。
私たちにとって、もっとも深くくつろぐことができ、気持ちよくリフレッシュができるのは、完全に熟睡した後ですね。なぜなら、そのときには、思考がなく、つまり自分というエゴが完全に停止状態にあるからです。
エゴがなければ、緊張は皆無となるのです。エゴは、必ず緊張を携えて生きているのですから。ところが、熟睡状態では、残念ながら無意識となっているために、リアルタイムにその寛ぎを感じることができないのです。
その一方で、目が覚めるとすぐに思考が活動を始めてしまうので、その深いくつろぎはあっという間になくなってしまうというのが現状なのです。
つまり、健康的な人というのは、目覚めている(意識あり、思考あり) ←→ 寝ている(意識なし、思考なし) の変移を昼夜を通して、繰り返しているのです。
それでもそれはいい方で、いつも考えるクセがついてしまっている人は、意識がなくなる睡眠状態であっても、夢という形で思考が活動を続けてしまうので、目覚めが悪くなるのです。
つまり、熟睡状態のように無思考になりながらも、しっかりと気づいている、つまり意識がある状態が保てれば素晴らしくいいわけです。それが深い瞑想というわけです。
(意識あり&思考なし)というのは、何も瞑想ばかりではなくて、何かに全身全霊で没頭しているときや、突然の驚愕などでも体験することができますし、深い愛の中へ入ったときにも起きるはずです。
意識的に無思考の中へ入っていって、戻ってこなくなった人こそ、光明を得た人なのでしょうね。一度そうなると、今度は思考もツールとして使うことができるようになるので、外側からは一般人との見分けがつかないかもしれません。