自分が誰かを見てみると…

1日1回でいいので、思い出したら次のことをやってみてください。それは、今この瞬間の生身の自分とは一体誰だろう?と見てみるのです。

具体的にどうすればいいかというと、いたって簡単。それは、あらゆる記憶を使うことを少しの間やめて、その状態で自分は誰か?と問うてみるのです。

あなたはきっと、自分のことを単なる記憶の蓄積だとは思いたくないはずです。であれば、記憶を使わずとも自分が誰かを知ることができるはず。

このブログを読んだだけで終わらせるなら、まったく何の意味もありません。10秒でも20秒でもいいので、実際に試してみることです。

するとどうでしょう?私の場合ですが、自分が誰かは全く分からなくまってしまいます。それが「誰でもなさ」なのです。

自分が知っている自分というのは、残念ながら記憶を総まとめしてでっち上げられた架空の存在だったのです。

だとすると記憶以外で残るものは一体何でしょう?それが意識なのですね。今この瞬間に気づいているということ、それが意識です。

それこそが本当の自分の本質だということです。瞑想のやり方というのは、それこそ無数にあるのですが、この方法も立派な瞑想法の一つですので、是非日頃から実践してみてください。