問題行動はマインドの仕組みの一つ

賢者とは、生のあらゆる罪を生きた者のことだ

何ものも否定しなかった、何ものも罪とは呼ばなかった者

どんなことであれ起こったことを、ただ一心に受け容れてきた者

それが起こるのを許してきた者、波とともに動いてきた者

漂ってきた者、道を踏み誤りもした者

地獄の真っただ中にも落ちた者

by osho

私たちは誰も自分の人生が清廉潔白であることを望んでいます。誰からも後ろ指をさされずに生きていたいと思っているのです。

加害者になって罪悪感に苛まれるくらいなら、被害者でいる方がまだましだと思っているのです。

テレビのワイドショーで、女性アスリートの方が万引きを繰り返していたことを告白する記者会見の模様を観ました。

そうした自分の悪癖を隠しつつ、一流のアスリートとして社会に認められることに激しい罪悪感を感じてて辛かったと言っていました。

逮捕されてしまえば楽になれると思ってもいたと…。私に言わせれば、これは非常に単純な問題行動の一つに過ぎません。

彼女の問題行動は、摂食障害としても現れていたわけで、そうした問題行動の原動力がどこからくるのか。

それを考えようとする人が、ワイドショーのコメンテーターの中には一人もいなかったのが少し悲しいですね。

成長期に相当理不尽な思いを繰り返し体験したのだろうことが透けて見えてくるのです。

1番隠したい自分の姿を公の前にさらけ出した彼女は、まさしく地獄の真っ只中に落ちた感じがしたことでしょう。

ご本人が今後気づくべきことは、行動修正することよりも、↑上記の osho の言わんとすることを深く理解することなのだと思います。