洞察力を養う

クライアントさんとのセッションにおいて、私が心がけていることの一つに「クライアントさんの洞察力強化」というのがあります。

洞察とは、辞書によれば鋭い観察力で物事を見通すこと。あるいは、自己の行動パターンを意識化し、その原因や意味を理解すること、とあります。

つまり、クライアントさんご自身で自分自身をもっともっとしっかり見つめる習慣をつけて欲しいということ。

そうすることで自分のマインドが瞬間瞬間どのように機能しているのかを察知することができるのです。

マインドは絶えず自己防衛を続けているということに気付くことができなければ、防衛を小さくしていくことはできないのです。

防衛が小さくならなければ、それだけ自己犠牲も小さくならないため、生きづらい人生が続いてしまうということです。

癒しにとっては、深い理解が非常に重要だというのも同じことです。深い理解は、鋭い観察力からやってくるものだからです。

ただ漫然と人生を生きるのではなく、より注意深く、より意識的であるように心がけつつ、自分自身を観察するのです。

真に腑に落ちたなら、どんな執着もネガティブな自己イメージも、自然と消えていくはずなのですね。