自己イメージからの脱却

自我というのは必ず自己イメージというものを持っています。自分とはこういう存在だという信念のようなものですね。

それが肯定的なものであろうと否定的なものであろうと、どんなものであったとしても決して事実ではないのです。

イメージというのは思考です。固く信じている思考だから信念というのですが、本人にとっては真実のように感じてしまうので厄介です。

そしてもう一つ自己イメージが厄介なのは、自覚できるものと抑圧しているために自覚できないものとがあるということ。

自覚していないからといって、それが影響を及ぼしていないわけではなく、必ず何らかの形で本人の人生に悪影響を与えているのです。

最も根っこにある自己イメージというのは、幼い頃に周りにいた家族からやってきた情報を、そのまま内側へと取り込むことで作られたのです。

だから自己イメージとは名ばかりで、本当は周囲から舞い込んできた情報の集合体でしかないのです。

そんなものを後生大事にしまいこんで、そのままを信じ込んでしまったために、いわれのない不都合を背負うことになってしまうのです。

そろそろ本気で、自己イメージを完全に無視する生き方を選ぶことにしませんか?人生がまったく違ったものに見えてくるはずです。