見るものとしての本来の顔

あなたが身体でも心でもなく、ただ純粋な意識、看る者だったときの本来の顔を思いだし、自覚すること。それこそが、あらゆる瞑想の目指すものだ。

by osho

人生というのは何かを達成しようとする傾向がありますね。希望を叶えることや、欲しいモノを手に入れること、あるいは理想の自分像に近づく等々。

けれどもそうした目的というのは、人生という物語の中でのみ意味を持つものであって、瞑想が目指すのはその物語から抜けること。

人生物語というのは、あくまでも自分は身体と心からなる個人であり、それがすべての土台なわけです。

物語の中でそれを楽しむのはけっして悪いことではないのですが、そればかりではいつまでたっても真実に気づくことができません。

人生の本当の目的とは、それは本来の目的ではないと気づくこと。ただ純粋な意識としての自分の本質を思い出すこと。

それこそが生まれてきた真の理由だと理解すること。そこから気づきはやってくるのですね。