反応よりも感応すること

本当に生きている人間というのは、感応する。彼には何の答えもない。

問いが現れて来ると、彼はその問いに対して感応する。そして、答えが創造されるのだ。

実際のところ、彼自身も聞き手のあなたと同じくらいその答えに驚いている。

そんなことは夢にも知らなかったのだ!

by osho

↑こうしたことは、多少なりとも誰でも経験があるのではないでしょうか?問いがやってきて、それに反応するときには思考が働くわけです。

けれども、思考を活動させる代わりに、その状況を見つつどんな答えがやってくるのかを待っていると、感応することになるのです。

私の拙い経験では、クライアントさんとのセッションで、その状況を見ていると、ひとりでにその時に必要とされる答えのようなものが浮かんできます。

それが自然と自分の口から言葉として現れてくるのですが、それを「なるほど…」という気持ちで聞いている自分もいるのです。

本当に夢にも知らなかったことですが、クライアントさんからしたら私が自信満々にお伝えしているように感じるでしょうね。

ホームページのコラムに掲載している内容のほとんどは、そのようにしてセッション中に口をついて出てきたことを覚えておいて、それを書いただけなのです。

そういう意味では、私にとってはセッションというのは非常に多くのことに気づかせてくれる大切な時間なのです。

もしも私が自分の知識を頼りにセッションをするようなら、感応することはできなかったのだろうと思うのです。