投影という色メガネ

私たちのマインドは、自分の内側にあるものを外側に投影して見るという習性を持っています。

たとえば怒りのエネルギーを沢山溜め込んでいれば、外側に怒りの顕れとしての争いごとや理不尽な出来事などを見つけ易くなるのです。

孤独感を人より多く抱え込んでいれば、自分だけが疎外されていると感じるような出来事に遭遇してしまうのです。

あるいは、不安の塊を携えているなら、それを未来へと投影することで、これからの人生を心配して憂うことになるのです。

もしもこうした内面の投影を一切せずに、周囲の物事を見ることができたとしたら、どうなるでしょうか?

それが真にあるがままを見るということになるのですね。そのためには、自我のパワーがより小さくなっていく必要があるのです。

自我として生きている限り、投影せずに生きることは不可能なこと。けれども、このことを深く理解して、自分の投影に気づいていることができれば、自然とそれは落ちていくのです。

あなたは今どんな色メガネをかけてこの世界を見ているでしょうか?裸眼でこの世界を見れば、あらゆる善悪、正不正などが消滅してしまうでしょうね。