何ものにも縛られない

自覚があろうとなかろうと、誰もが自由を求めて生きているはずなのです。不自由な人生を好むなんてことはないからです。

ところが現実はどうかと言うと、不自由な人生を生きている人はたくさんいるのです。自分の人生なのに、どういうわけか生きたいようには生きられない。

したいと思っているのにできない、行きたいと思うところに行けない、一緒にいたいと思う人と一緒にいられない等々。

その不自由さの原因をしっかり見極めようともせずに、ただただ不自由な毎日の中でもがき苦しんでいるのです。

その理由は、不自由を強いられていると思い込んでしまっているからなのです。実は不自由さは外からやってくるものではないということ。

自分自身が不自由さを生み出している張本人だったと気付くまでは、不自由な人生が変わることはないのです。

不自由さの本当の原因は、マインドの自己防衛にあるのです。マインドは防衛するためには、自由を犠牲にすることができるのです。

そうしておいて、それを周りのせい、社会のせい、誰かのせいにして誤魔化すので、いつまでだっても自由を手に入れることができなかったということです。

防衛に気づき、少しずつでもそこから解放されていくなら、自ずと不自由さも小さくなっていくのです。

そして真の自由とは、マインド(自我)からの自由だということにも気付く必要があるのですね。