真理はすぐそばにある

真理は何も自分から見つからないように隠れようとしているわけでもないし、本当はすぐ目の前にいつでも見つかるように広がっているのです。

問題はそれを見ようとしないだけなのです。なぜなら真理というのは、マインドにとっては非常に都合の悪いものだからです。

したがって真理に到達するためには、難行苦行を遂行できる特別な人だけがそれを可能にできるとイメージされやすいのです。

大事なのは、見抜くということです。目の前に繰り広げられる日々の物語に一喜一憂するのであれば、真理はその影に隠れて見えなくなってしまうでしょう。

真理は物語の中にはないからです。だからまずは、物語を物語だと気付く目を持つこと。その時に初めて物語の向こう側があるという感覚がやってきます。

私たちが日頃見聞きして感じているのは、対象物としてのこの世界なのですが、真理は対象物ではなく、ただ在るもの。

次のような練習をしてみると、もしかしたら何となくそれを感じられるかもしれません。目を開けた状態のまま、視点を固定しつつも何も見ていないという状態にするのです。

するとすぐに意識が内側へと向いてきます。それだけで普段見ている物語の背景に在る真理を感じられるかもしれません。是非試してみて下さい。