裁く文化に一言

有名なお笑い芸人のお二人の記者(謝罪)会見を観ていて、いつも感じていたことと同じ違和感をまた感じたので、そのことについて書いてみます。

反社会的組織の人たちと飲んだり、ギャラをもらったり、それをもらっていないと嘘を言ったりしたらしいのですが、だから何なのでしょう?

確かに褒められるようなことではないのは充分に分かるのですが、これほどまでに追い詰められて社会的制裁を受けて糾弾される必要があるのでしょうか?

嘘をついてごめんなさい!だけでいいのではないかと思うのです。これほどまでに大騒ぎになってしまったというけれど、大きな騒ぎにしたのはマスコミを含めた私たちの方でしょう。

あの人がこんなことをやったと知るや否や、とことんダメージを与えて裁くことをやめられないこの文化は一体どこから来てるのでしょうか?

いつの頃から、日本人は他人のことを裁くことに喜びを感じるようになってしまったのでしょうか?これが明らかに防衛だと見抜いている人もいるはずです。

私が子供の頃は、誰もがもっと鷹揚だったように記憶しています。古き良き時代というのは容易いですが、国民の誰もが裁くことが好きな国の未来は明るくはないのではないかと感じますね。