自然から不自然に遷移する理由

過去このブログで、怒りを抑える三つの要素と言うお話しをしたことがあったと思います。

それは、恐怖と罪悪感と自己否定感なのです。この三つのうちどれか一つでもやってくれば、怒りは自動的に抑圧されてしまうのです。

ところでこの話は、実は怒りという感情に限ったことではないのです。もっと本質的に言えば、この三つの要素によって自然な生き方が阻害されるということなのです。

自然さとは、無邪気で無防備な状態とも言えるわけで、幼い頃当然のように無邪気で無防備に生きていたはずが、ある時気がつくと不自然な生き方になってしまっていたということがあるのです。

上記の三つの要素のどれか一つでも繰り返し与えられると、子供はいつしか防衛をするようになるのです。

その防衛方法とは、本音を言わない、素直な自己表現をしない、素直な感情表現も抑える、こういったことが主なものです。

つまり思い切り自分を出し切ってその日を終えるという、かつての自然さを忘れてしまうことになるのです。

そうやって防衛に満ちた毎日に成り果てるのです。ここから抜け出すためには、無邪気で無防備だったころの自分を思い出すことです。

そしてその頃の自分の要素、つまり自然に生きていた自分のパワーを思い出すのです。それと共に生きることができるようになれば、自ずと防衛は小さくなっていくはずですね。