家庭内パワハラを暴く

子供の頃、イジメという言葉は確かあったと思うのですが、パワハラとかセクハラという言葉はなかったと記憶しています。

もしも親が子供に対して、親が稼いだお金で食べていけるのだから、ありがたく思えだとか、親の言うことを聞け、などというなら立派なパワハラですね。

あるいは、親の方が子供のお前よりも世間というものを知っているのだから、親の言いつけを守れ、というのもパワハラです。

さらに、親の家に住まわしてやっているのだから、家を出るまでは親の指示に従って口答えするな、これもパワハラです。

親が我が家のルールだ、親はいつも絶対的に正しいのだから、素直になって良い子でいなさいというのもやっぱりパワハラですね。

パワハラというのは、その内容が正しいかどうかは別として、何らかの危険な感じがして恐怖から従わざるを得なくさせることです。

力技のコントローラーということです。コントローラーには、そのほかに子供の罪悪感を利用する方法などもありますが、いずれにしてもそこに愛はありません。

もしもこうした家庭内でのパワハラを受けた心当たりがあるなら、そこから逃げずにしっかり見つめ直すことです。

そしてその時の被害者としての自分の苦しい感情などを味わってあげることで、人生が生きやすくなるのです。

そのままにしておくと、ほぼ間違いなく実際に職場などでパワハラに遭遇してしまうことになるでしょうね。