こだわりを小さくする

私たちのマインドには、自然と物事に対する理想(こだわり)のようなものがあって、あれはああなって欲しい、これはこうなって欲しいと願っています。

たとえば、目的地には30分程度で着いて欲しいと思うと、途中少し遅れ気味になるだけでちょっとイライラしたりするのです。

実際は遅れたところで、人生がとんでもないことになるなんてことは絶対にないので、放っておいてもいいはずなのです。

あるいは、食卓に出されたものをできれば綺麗に平らげたくて、お腹がいっぱいになっても残したくなくて我慢して食べてしまうのです。

本当は残しても残さなくても全くもってどちらでもいいのですが、理想に近づきたくて無理にでも食べてしまうのです。

こうしたことは日々繰り返し起きていて、どうなっても大した違いはないと分かっていながら、想定しておいたことに近づこうとしてしまうのです。

なぜこのようなことが起きるかというと、理想を追い求める自分とどうでもいいと割り切れる自分がマインドの中に共存しているのです。

そして前者のパワーが勝ることによって、上記したようなことが繰り返されるわけですね。きっと前者は過去の自分であり、後者は今の自分なのです。

癒しを進めていくことで、前者のパワーが小さくなって、物事へのこだわりが小さくなり、より生きやすくなるのでしょうね。