気分の良し悪しのない本質

誰であれ気分がいい時と気分が悪い時があるものですね。その理由がはっきり分かっている場合もあるし、全くわからない時もあるものです。

月並みですが、私の場合は身体のどこかが痛かったりすると、それに連動して気分も悪くなるのです。

それに比べて、気分がいい時というのはどういうわけか、あまりこれと言った明確な理由がないことが多いように思います。

いつも不思議に思うのは、良い気分の状態があって、そこから何の前触れもなく、あっという間に気分が悪くなったりもするのです。

そしてその理由も分からない。本当に不思議なものです。ただ一つはっきりしていることがあるのです。

それは、気分がいい時よりも気分が悪いときの方が、自分の本質を見つめようとする傾向が強いようです。

きっとその気分の悪さから抜けたくて、気分などには一切関わらずにいられる本質に逃げたくなるからなのでしょうね。

そんなよこしまな考えがあるのですが、それでも気分の悪い時に、確かにその気分の悪さに全く影響せずにいる部分があることに気づくことができます。

気分というのは何か捉え所のないものですが、きっと思考からやってくるのでしょうね。だからこそ、思考のないところでは気分というものがないのです。

気分の良し悪しのない自分の本質を、もっともっと深く強く感じられるようになれたらいいですね。