思考は受け止め、感情は味わう

今日は癒しの基本中の基本、いろはのいについて書いてみようと思います。クライアントさんとのセッションで、何度も繰り返し出てくる言葉として、「思考」と「感情」があります。

どちらもマインドが生み出すものではあるのですが、この二つの違いを明確に理解できている人が意外に少ないのも事実です。

例えば、惨めさというのは思考であって、そこから生み出される感情は悲しみなのですが、この二つがごっちゃになっていたりします。

また思考と感情の関係についてもハッキリしていないのです。ほとんどの感情は、思考が作り出すのです。

思考が何もなくて、ただ感情だけが出てくる場合もあるかも知れませんが、それはレアなケースと思った方がいいです。

心が病んでしまうのは、都合の悪い感情を感じずに溜め込んでしまうことが原因の一つなので、その感情をしっかり味わってあげること。

感情を味わうことなく癒しが進むということは「ない」と思って間違いありません。また心が不安や孤独で満ちてしまったのは、十分に受け止めてもらえなかったことが原因の一つです。

なので、自分の思考、思い、考え、そう言ったものをしっかり受け止めてあげること。それによって、少しずつ安心が増えてくれるのです。

思考は受け止め、感情は味わう。これを忘れずに実践していくことで、癒しが進んでいくということですね。