みんな<全体>の一部

osho の次の言葉を繰り返し味わってみると、じわりじわりと見えてくるものがありますね。

“こうしたすべてを自分がやっていると思うのは自由だが、そうしたらあなたは無知の中で生きることになる。

もし、<全体>がすべてをなしていること、自分は<全体>に支配されそれによって息を吹き込まれていること。

生全体がそこから来ることに気づいたら、そのとき、あなたは悟りの生を生きる。”

このブログでも繰り返しお伝えしていることですが、私たち人間には自由意志はないという驚きの事実。

もう20年前くらいから、このことは脳神経科学の世界では常識となっているのですが、決して世間には広まらないですね。

その理由は、あまりにも馬鹿げて聞こえるし、私たち自我にとってはこれ以上都合の悪い情報はないからです。

けれども、落ち着いてよく見れば、私たちが全体から分離した一つの個として生きているという発想こそが、バカバカしいものだと気づくのです。

そう考えることは可能ですが、それはあくまでも思考の中でのこと。真実は、osho の言葉通り、全ては全体が起こしているのです。

ということは、あなたには間違えるということは不可能だし、どんな罪深さもありません。もちろんどんな手柄もないのですけどね。

全体の一部であることにこの上ない安堵を感じて、どんな境遇であれ楽しく生きることができるといいですね。