惨めさから解放される唯一の方法

幼い頃に、自分は惨めだなあという体験をしたことがない人など、どこにもいないはずですね。

なぜなら、子供の頃というのは無力だし、経験もないし、一人では社会の中で生きていくこともままならないのですから。

もちろん大人になったとしても、惨め体験というのはいくらでもやってきます。このブログで何度もお伝えしていることですが、惨めの原理は次のようなものです。

初めに想定される期待値というものがあって、それに対して現実が起きるのですが、その両者の落差がそのまま惨めさになるのです。

自分は優しくしてもらえると期待していたのに、実際には冷たくされてしまったとしたら、その落差が惨めさを作り出すわけです。

そうなると、多くの人はもう二度と惨めな自分を経験したくないので、何とかして自分は惨めではないということを証明しようとし出すのです。

そうやって頑張ることで人生は過ぎ去っていくのです。けれども、これは本当にバカバカしい限りの生き方だと言わざるを得ません。

惨めになりたくなければ、方法はたった一つ。それは、これから起きることに対してできるだけ期待をしないようにすることです。

期待値がなければ、どんな結果が起きようとも惨めになることはできないからです。これが惨めさから完全に解放される唯一の方法だということを忘れないことですね。