心の空間について

10年間オフィスとして使っていたマンションを引き払い、今のオフィスに引っ越してきてセッションを開始したのが、昨年末の12月20日でしたから、今日でちょうど10ヶ月経ったことになります。

以前のオフィスと比べてとても狭いので、部屋の中にずっといると飽きてしまうという欠点がある反面、仕事場として割り切って使えるという利点もあります。

部屋代は1/3以下になりましたし、事務所仕様なのでシャワーすらついていないシンプルさも気に入ったのですが、長くいるとやっぱり不便は不便ですね。特に今年の夏は暑かったですから。

けれども、一番感じていることは、人は必要なだけのスペースが確保できればいいというものではないということです。今の部屋の広さは、セッションをするには手狭ではあっても特別問題はないのです。

ところが、何というのか広さに遊びがないのです。無駄な空間というのは、人間の感性にとっては必要なものなのかもしれませんね。

こんな部屋なのですが、それでもここが心地いいと言って下さったクライアントさんもいらっしゃいました。きっと、それはご自身が心をオープンにして私と会話することができたことで、清々しい気持ちになることができたからだと思います。

確かに環境は大切です。快適で居心地のいい空間は大好きです。けれども、本当に大切なのは、目には決して見えない心の空間の方かもしれませんね。

あなたの心の空間には、快適な広がりがありますか?狭くなってはいませんか?何か不愉快なものに占領されたりしてはいませんか?

いつもご自分の心の空間に意識を向けていてください。そして、どんなものがあろうと、それから目を背けずに見てあげることです。あなたの大切な場所なのですから。