瞑想的に生きる

この一か月くらいは、左肩を痛めてしまったせいで、水泳を控えているのですが、そのために朝一で誰もいないスポーツクラブのお風呂にゆっくりと浸かれる生活が続いています。

サウナでも、独り静かにほとんど瞑想するような状態になることができるのです。それまでは、騒がしくも楽しいオジサマ連中とバカ話ばかりをしていたのですが…。

そして気づいたのですが、瞑想的になっているときの方が、100℃の暑さの中でそれまでよりも数分長く入っていられるということです。

暑さに変化はないのですが、暑さの質が変わった感じが確かにするのです。自分なりに考えてみた結論はいたって簡単、それは思考が緩むからなのです。

瞑想的な状態になると、当然いつもよりも思考が緩むのですが、そうなると思考をツールとして自分に自己防衛を強いてきた自我がパワーダウンするのです。

そうなると、戦うモードが一気に減ってしまうということです。普段は、気づかぬうちに暑さと戦っていたのでしょうね。戦えば、それだけ暑さは苦しみとなるのです。

一方で、暑さと戦わなくなればなるほど、暑さと共にいられるようになるということです。暑さを敵対視する思考が消えてしまうからですね。

子供は少しぐらい熱を出しても、大人のように具合が悪くはならないものですね。40℃近くなってはじめて、急激に元気がなくなってバタッといくのを何度も目にしたことがあります。

大人の場合は、熱が上がったということを知ると、思考によってその熱から自分を守ろうとするために、心理的ダメージが先にやってくるのです。

それに比べて、子供は好きな遊びを続ける限りは、思考上位になることがないために、熱を敵対視しないでいるわけです。そのために、熱出しによる心理的ダメージがないのでしょう。

だから、身体がもう無理となるまでは元気に遊び続けることができるのですね。思考優先で生きるということは、それだけ防衛的になって、苦悩が増えるということなのです。

出来る限り、日々瞑想的に生活できるようにしたいものですね。