リア充ってホントにリアル?

リア充のリアルとは、ネット世界のような仮想的なものではなくて、現実世界を意味するのだと、あるクライアントさんに教わりました。

まとまったお休みがあれば、気の合う友人たちとキャンプに行ったり、花火大会を見に行ったり、リゾートで楽しんだり…。

そんなふうにして、行動的にあれこれ体験して充実した人生を生きているというのが、リア充の意味なんでしょうね。

確かに引きこもっている人と比べたら、活動的で生き生きした毎日という感じがしますが、それが本当に充実してると言えるかというとそれは怪しいのです。

私の感覚では、このリアルというのは、他人の目から見えるというニュアンスが多分に含まれている感じがするのです。

長い夏休みに、外出せずにずっと部屋にこもりっきりで、興味のある文献を読み耽る、みたいなことも立派なリア充なのですが、そういうのはあまりイメージできないのです。

この現実世界を物語として見るようになると、リアルな世界というのは内側深くにこそあるということも分かるのです。

となると、真のリアルとは、充実感を感じる何者もいない全体性のことだというのが、わたしにはもっともしっくりくるのですが、いかがでしょうか?