自分にふさわしい生き方をすることです。それが一番自然でいられるからですね。自我はそれでは退屈だと言ってくるかもしれません。
それじゃあ自分が求めている魅力的な人生にならない気がすると。特に若い頃は自我は欲望に満ちているので、もっともっとと求めるのです。
自分にふさわしい生き方とは、必ずしも自我にとっては満足のいくものではないのです。自我というのは不自然なものだから。
どうやってふさわしい生き方を見つければいいかというと、自分ができるだけ素直な状態のときに、穏やかな心持ちのときがチャンスなのです。
その時には、おのずとそれが見つかるものです。人と自分を比べないでいられるとき、不要な自我の成分が入ってこないときに気づくのです。
そこに信頼を置くのです。自我の欲望をできるだけ傍に置いて、たった一人でいるときにこそそれを感じることができるのです。
余分なものが削ぎ落とされて、より身近なもの、よりシンプルなものに意識が向くようになるかもしれません。
世界一になろうとか、ひとかどの人物になろうとか、尊敬される人になろうとかも一切なく、ただあるがままでOKだと気づけばいいのですね。