答えを持ち歩かない

ネットのニュースを見ると、今は自民党総裁選の真っ只中ということもあって、立候補した方々の質疑応答を幾度となく見ることになりました。

それで思ったのですが、彼らはどんな質問が来てもいいように、前もって準備をしていてこの質問にはこう答えようと予め決めているのだろうと分かるのです。

それはそうでしょうね。国民の前で答えに窮してしまった姿を見せてしまったら、落選してしまう可能性が高くなってしまいます。

それと比べるのはどうかと思うのですが、クライアントさんとのセッションにおいては、実は何も決め事がない状態でスタートするのです。

ですので、その日のクライアントさんの状態次第でどんな内容のセッションになるのかがその瞬間ごとに決まっていく感じなのです。

だからセッションの終わり近くなって、必ずこのような結論で締め括ることになるなんてこともないのです。

私自身がどういう内容のセッションになるのか、全くわからない状態で進行していくのですから。

実は今自分はこんなことを口走っているけど、それはどうなんだろう?と思っていたりもするのです。これはクライアントさんには言わないですが。

同じ質問をされたとしても、クライアントさんによっては全く違うことを説明していたりすることはよくあるのです。

答えを持ち歩かないということを心がけている方が、きっと自分のエゴの影響が少なくなるのかなと思っていたりします。