ドッペルゲンガー

みなさんはドッペルゲンガーという現象をご存知でしょうか?自分と瓜二つと言っていいほどそっくりな人が自分の知らない場所で目撃されたりすることを言います。

世の中には自分にそっくりな人が○人いるというような事を聞いたことがありますが、それとはまったく別の話です。

他人の空似ではなく、完全に自分がもう一人いて、違うところに出現するという現象です。ある種の都市伝説のような感じで言い伝えられているようですが、そのことについて少しお話しします。

私は以前あるヒーリング・スクールのような場所に通っていたことがあるのですが、その授業はホールのようなところにみんなで輪になってすわり、瞑想することから始めるのです。

ある日、私は遅刻しそうになって時間に間に合いそうにないなと多少焦りながら、その場所に向かっていました。程なく、そのホールに着いたときにはもうほとんどの人が着席して瞑想を始めていました。

空いている席を見つけてそこにすわり、みんなとおなじように瞑想に入ってしばらくしてから、隣に座っている女性からこう言われました。

少し前に私に似た人が今私が座っているこの席に急いで座ったのを見たというのです。そしてしばらくすると、今度は私が先ほどの人とまったく同じように急いでこの席に座ったらしいのです。

つまり彼女は同じ光景を二度目撃したというのです。ただ、最初に入ってきた私のそっくりさんは全体的に銀色に光っているように見えたと言っていました。

きっと、遅刻するんじゃないかと思う気持ちが肉体よりも先にその場所に行ってしまっていたのではないかと解釈できます。そういう意味ではいわゆる生霊のようなものですね。

本人の思いとしてのエネルギーが肉体を離れて、その場所に行くのだろうと思うのです。以前私は、自分のすぐそばに友人が直立不動で立っているのを見たことがあります。

その時は、そこに肉体を持った友人そのものがいるというよりは、そこにいるのをはっきりと感じたと言ったほうが近いかもしれません。ただ、目で見たというよりもそこにそうしているのはしっかり分かったのです。

自分の気持ちが外側の何かに強く向かっているような場合に、このようなことが起き易くなるのではないかと思います。また、心が辛くて自分の中にいたくないようなときにも、こういったことが起きるような気がします。

皆さんは経験があるでしょうか?グラウンディングをしっかりして、心を自分の内側にしっかり据えていれば、こうしたことは起きないはずですね。