未来の世界

この世界が自分の心の投影であるということは、心の中の愛とエゴのそれぞれの割合がそのままこの世界を形作っているということになります。

誰もが心温まる愛の物語は、自分の内の愛の投影であるし、戦争や殺戮などの悲惨な物語はエゴの象徴であるはずです。

政治の腐敗や経済の悪化、あるいは最近頻発する天変地異などもエゴの仕業と考えていいかもしれません。

自分の心の中の愛とエゴの比率が変化して、愛の占める割合が多くなったとしたらどうなるでしょうか。きっとそれはとても大きな変革が待っているはずです。

例えば経済の基盤にお金というものが使われなくなるかもしれません。それぞれの人が自分の才能を存分に発揮して、互いに必要となるものを交換し合うのです。

そのことによって、貧富の差というものが根絶されることになります。また、自分の幸せと同じくらい他人の幸せを願うのが当たり前になります。

エゴの代表である表面意識が薄れていき、無意識よりも更に奥にある集合無意識が活動するようになって、人々はそこで密に繋がっていることを感じるようになるのです。

国家という集合体よりも、もっと小規模で分散したコミュニティが人々の生活の基盤になるかもしれません。核家族がなくなり、子供はこのコミュニティで複数の大人たちによって育てられます。

そうすると、子供を育てられない親の存在はなくなり、家庭内暴力や機能不全家族といったものがなくなるのです。

きっと人々は今よりも数段自分のスピリチャリティに気付くようにもなるはずです。そんな世界に早くなって欲しいものですが、それには普段の許しの実践を続けることですね。