今日は、このブログを書き出してから、3回目の誕生日を迎えました。もうこの年齢になると、ほとんど他人事(?)のように感じてしまいます。
肉体的には、確かにあちこちで老化現象をしっかりと感じるようになったのですが、精神的には何の進歩もないなあというのが本音です。
悪く言えば成長がないし、良く言えばいつまでも若い!所詮、人間は社会の中で歳相応の振る舞いをしなければならないと思うだけで、本人としては何も変わってなどいないのでしょう。
私の場合、気が付いたらプライベートでも仕事でも大抵が自分よりも年下の人ばかりになっていたという事情があって、ああ歳を重ねてきたんだなと理解するのみです。
最近では、自分を成長させようとすることから潔く撤退してしまったのです。その代わり、本当の自分を見い出そうとするようになったのは、奇跡的なことかもしれません。
誕生日というのは、「私」という想念(エゴ)が誕生するきっかけとなった、なかなか面倒な日だという認識が自分の中にはあるのです。
生まれたからにはいつか死ななければならないのですが、それまでに神の恩寵によって、そのエゴから脱却したいというのが唯一の期待かもしれません。
by Ramana Maharshi
『エゴの誕生が人の誕生と呼ばれる。
それ以外に誕生というものはない。
何であれ生まれたものは
死ななければならない。
エゴを殺しなさい。
ひとたび死んだものに、
死の恐怖は起こらない。
エゴが終焉した後、
真我が残る。
それが至福である。
それが不死性である。』