依存というのは、それなしではどうにもこうにも生きていることが辛い状態のことを指すのです。
たとえば、アルコールや薬物に中毒してしまうのは、それなしでは平静ではいられない状態になってしまうので、依存状態であると言えるわけです。
あるいは、幼い子供は面倒を見てくれる親なしでは生きていけないので、親に依存しているということになりますね。
大人になっても依存心が残っているとしたら、その理由は幼い頃の自然とも言える依存心を存分に使わずに成長してしまったからなのです。
マインドの成長と共に、自然にやってくるあらゆる欲求は、それをできる限りその時点で使い切ってあげることが大切なのです。
使わずに温存してしまうと、人生の後の方になってそれが勝手に表面化してきてしまい、大人の理性を食ってしまうのです。
そうなると、それまで理性的であった人でも突然のように、子供のようになってしまったように見えることが起きるのです。
それは本人も驚いてしまうと同時に、自分をコントロールできずに途方に暮れてしまうような辛い事態になってしまうでしょうね。
依存心が大きすぎてどうしようもないなら、幼い頃の依存心を探り出してそれをイメージの中でもいいのでできるだけ使ってあげることです。
一人でやるのが難しければ、セラピストなど専門家の手助けを利用するのもいいかもしれませんね。