「人に迷惑をかけるな」は危険

子供の頃、「人に迷惑をかけてはいけない」ということを教えられますね。これは社会の一員として生きていく上では大切なことだと言えるからです。

私自身も例外ではなく、そう信じていました。ただし、自分は自由でいたいという思いも強かったので、「人に迷惑をかけない限りは自由でいよう!」と思っていたのです。

けれどもそれは間違っていたと気づいたのです。人に迷惑をかけないことを最優先してしまえば、不自由な人生になることになるからです。

それは結果として誰かを恨むことになりかねないし、満たされた人生になるはずもないのです。

逆に結果として誰かに迷惑をかけてしまうことになるとしても、勇気を持って自分の自由を優先することができたなら、不満に苛まれることはありません。

ただし罪悪感はやってくるでしょうね。でもできるだけ罪悪感を恐れないこと。それは思考が作ったものでしかないことを思い出すことです。

そして迷惑を被ったという人がいたとしても、それはその人の判断でしかありません。もちろん人に迷惑をかけろと言っているのでは当然ありません。

誰もが罪悪感を恐れずに、自分の自由を尊重することができれば、それはいつか巡り巡って人類全体が平和になっていくはずなのです。

なぜなら、誰もが自由でいられたなら、誰かを恨んだり妬んだりすることがなくなってしまうからです。被害者がいなくなるということですね。