生まれながらに感覚が繊細だったり、物事の道理が分かっている子供っているのです。まるで大人のように周りを見ている子。
そういう子に限って大抵は病んだ親に育てられることが多いのです。そうなると、その子は親の見えすいた考えや愚かしい言動に気付いてしまいます。
3〜4歳くらいまでは、何か違和感を感じたとしてもそれを表現できないので、ただ大泣きしてしまったり、怒ったりするのみです。
ところがもう少し成長すると、急にそうした親への対処法を体得してしまうのです。それはたとえば親のことを見下すようになったり、自分の感情を抑圧して冷静に親に対処するのです。
親は自分の子供に見下されていることをどこかで感じ取り、嫉妬し、負けまいとして子供を監視したりしてコントローラーになってしまいます。
その子がどれほど賢くても、物理的に親に勝てるはずもなく、病んだ親の配下で不自由きわまりない毎日を生きることになるのです。
その頃に抑圧したネガティブな感情の蓄積が、大人になったときの人生に多大な影響を与えてしまうのです。
その親の代わりになるような他人が周囲にやってきて、まるで過去の親子の関係と同じような状況が生まれるのです。
誰かを見下すと同時に、その誰かから親にされたと同じ激しい嫉妬をされて、面倒な事象に巻き込まれたりします。
もしもあなたの人生に、とにかく面倒なことが多いと感じるなら、その多くは幼いころにあなたが感じていた面倒な人生に類似しているはずです。
解決の道は過去の自分を癒してあげること。これに尽きるのです。過去のことなど煩わしいと思わずに、しっかり向き合ってあげることですね。