セラピーの先にあるもの

私がセッションでやっているようなセラピーを含めて、世の中には様々な心理療法(サイコセラピー)がありますね。

セラピーの目的は、過度な防衛にはまり込んだマインドを、適度な防衛にまで戻すことによって、生きづらい人生を緩和することです。

ほとんど感情を感じることができなくなってしまっていたのが、自然な感情を味わえるようになったり、抑えられていた自己表現がごく普通にできるようになったり。

人との関わりに強い緊張があったものが、平静な状態で人とコミュニケーションができるようになったり。

強い不安症や恐怖症あるいは鬱などの症状が緩和したりします。私がセッションで心がけているのは、クライアントさんがマインドの仕組みを理解することで、自らが自分自身のセラピストになれるようにすること。

その上で、これはセラピーの範疇を外れるのですが、自分の本質に気付いていくことを究極の目標にして欲しいと思っているのです。

なぜならどれほど癒しを進めて行ったとしても、マインドの本性として満たされないという状態は続いていくからです。

マインドを見守り続けることによって、いずれはマインドとの距離をつかむことができるようになるはずです。

そうやって自らの本質に気づくことができたら、あなたはもう転生せずに済むかもしれませんね。