この世界の特徴的なところを一つ挙げるなら、それはすべてが一過性のもので出来ているということです。
すべてが変化するということでは共通なのです。変化の力の及ばないところは無いかのように見えます。
仮想的なものは勿論例外です。実在するものについては、100%変化の中にあるのです。
誰もがお金を欲しがりますね。なぜかというと、お金はどんな欲しいものとも交換することができる、とても便利なものだからです。
けれども、お金には他のものと違う決定的な特徴があり、そのことでお金は比類ない価値を持つことができたのです。
それが何かというと、お金だけはその価値が崩壊していかないということ。実在するモノは、変化するのでその価値も崩壊していくのです。
無理して買ったクルマも、5年も経てばその価値はゼロになってしまいます。父親が死んだときに、彼のクルマを売却しようとしたらできませんでした。
価値がゼロになっていたので、売却ではなく廃車処理しなければならない状態だったということです。
購入して何年も経っていたからです。それから名義変更して3年以上経ちますが、まだ立派に走ってくれるのでオーナーからしたら価値ゼロにはなっていないのです。
けれども公的な価値は買った瞬間からどんどん下がって行ってしまうのです。食べ物なら腐るので、すぐに価値はゼロになります。
そんな具合に、実在するものの価値というのは所持しているうちにドンドン下がっていくのですが、お金はどうでしょう?
お金の価値は不変なのです。1万円札は、何年経っても1万円の価値を保証されているのです。だから貯金することに意味が出てくるのです。
これがお金の持つ特別な価値なのです。お金は仮想的なものだからこそ、価値を保つことができるのですね。
話しがそれてしまいましたが、この世界に仮想的なもの以外でもう一つだけ実在する不変のものがあります。それは何でしょう?
それを探すことです。あなたの本質はそれで出来ているのですから!!