いつもイライラしていたり、ちょっとしたことで腹を立てたり、何だか常に怒りモードの人がいますね。
それは決して怒りっぽい性格だからではありません。そんな性格など元々ないのですから。
それは性格ではなく、ただその人が闘いの中で生活しているからに違いありません。戦闘モードにいるということです。
戦い続けるためには、必ず敵が必要になるのです。だからその人の周りにはいつも敵がいるのです。
敵が敵であるためには、本人の意向に沿わないものでなければならないため、必ず怒りが出てくるわけです。
もしも戦闘モードが少しでも緩んできたら、本人もびっくりするくらい心が穏やかな状態になるはずです。
怒りの始末に困っている人は、このことに気づけばいいのです。まずは、闘っていることにしっかりと気づくこと。
少しずつ白旗を挙げることを覚えていけば、自ずと怒りモードも沈静化していくのです。そこに努力など不要なのです。
やってくる怒りを抑えようとすることをやめて、代わりに闘いをやめていくことができれば、自然と怒りは遠のいてくれるのです。