学校の勉強というのは、テストで正しい答えを見つけた者が成績優秀者となるのです。それは何にでも正解があると言う前提に立っているのです。
神を発見しようとして修行や努力をする人が、神はいると言う前提に立っているのと同じです。もしもその前提がなければ、不毛な努力をすることになるからです。
学校で成績優秀者が社会に出て活躍出来るとは限りませんが、それは世の中の実態としては正解がないか、あってもコロコロ変わる場合があるからです。
正解を追い求めて、その正しさにしがみつこうとすると、変化を嫌うようになるのです。正解は固定しているものだと考えるからですね。
そうなると、変化の激しい世の中についていけなくなってしまうのです。正解というのは固定した正しさをイメージしますが、本来はあやふやなものです。
もしもあなたが正しさを握りしめて、それを頼りに生きて来たのでしたら、勇気を持ってそれをゴミ箱に捨ててしまうことです。
正しさにしがみつくのは、防衛でしかない事を理解して、生きる基準を正しいかどうかではなく、心地いいかどうかで判断するようにしていくことです。
それができたら、よりシンプルで自然な人生へと変わって行くことになるはずです。