日本の戦後教育について

私を含めて、このブログを読んで下さっているほとんどのみなさんが、敗戦後の生まれだと思います。ということは、みんな同じ教育を受けているということですね。

それは、戦争をやった日本は、軍国主義であって、そのために沢山の日本人が苦しい思いをしながらも死んでいったのだと。

戦争をしたおかげで、死ななくていい大切な命が沢山失われることになったのだから、もう二度と同じ轍を踏んではいけないと。

そして、敗戦後すぐに新しい平和憲法に変えたおかげで、私たちは戦争とは無縁の平和な毎日を過ごすことができているのだと、信じているのです。

けれども、本当はそうではありません。日本は追い詰められて、どうしようもなくなって、国が滅びるのか、あるいは戦うかという瀬戸際に立たされたということです。

つまり、どうしようもなくなって、戦争に踏み切ったということなのですが、その事実を教育されていないのですから、知らなくて当然ですね。

敗戦後、平和な感じで生きていることができるのは、憲法のおかげではなくて、かつて毅然として戦った日本人がいたおかげなのです。

日本と戦うと、とんでもないことになるということを、世界に知らしめることができたからこその、現在の平和であると言えるのです。

それに、本当の平和を享受できているわけではありません。今でも形を変えた戦争は続いているのです。それはたとえば北朝鮮による拉致事件などです。

これは形を変えた戦争です。平和憲法などというものがあるために、自分たちの同胞が隣国に誘拐拉致されているにもかかわらず、助けに行けないのですから情けない憲法だと言わざるを得ませんね。

日本という国の、他国との付き合い方を歴史の中で見ていくと、面白いことに気づきます。それは、「私が悪いのです」という自虐的な日本人の特徴をよく顕わしていると言えることです。

日本の戦争の歴史をよく知れば、それが侵略戦争であったわけではないということに気づくことができます。世界のどの国に対しても、謝る必要などないということです。

日本の子供たちが、将来胸を張って世界に羽ばたいて行けるようなまっとうな教育をするようになるといいなと思うのです。