自信のなさも持たない

人はキャリアを積んで行って、それなりの結果を残すことができるようになって、次第に自信ができてくるのです。

他人からの高評価を得たり、自分でもできないと思い込んでいたものができるようになったりと、それが自信をつけていく道なのです。

それとは反対に、いつまで経っても自信がないという自覚を持ちつづける場合もあるのです。そういう人は、自信をつけたいと願うことでしょう。

ところが実際は、自信がついたという人であっても、ほんの少しの失敗や何かをきっかけに、あっという間に自信喪失状態になることもあります。

ずっと継続して自信満々ということは少ないはずです。こうした自信があるとか自信がないということと離れた生き方も実はあるのです。

つまり自信を持たずに生きるのです。これは自信喪失という意味ではなく、ただ自信のあるなしから解放された状態なのです。

物事へのこだわりが小さくなると、それに伴って自信も必要がなくなるのです。これは感覚としてはなかなか分かりづらいかもしれません。

自信のなさも持たないという表現をすれば分かりやすいでしょうか。自信のあるなしはエゴのものだと理解しておくことですね。