行動に移る前にまず感情をしっかり見ること

あなたが誰かに失礼なことを言われたり、理不尽なことをされたり、とにかくその人に対して腹立たしいと感じているときに、その人に何かを依頼されたとしたら、あなたならどうしますか?

選択肢は大きく二つありますね。断るか、応じるかです。けれども、心の在りようまで考慮すると、もっといろいろあるかもしれません。断りたいのはやまやまだけれど、それじゃあ大人げないので応じるとか。

反対に、応じたいのだけれど、気持ちが治まらずに顔面がひきつってしまうので断るしかないとか。それ以外にも自分でもどうしたらいいのかわからない微妙な状態になるかもしれません。

しかし、こういう時にこそいつもこのブログでお伝えしていることをやるのです。つまり、その腹立たしさを一人でできるだけ正直に味わってみるということです。それは、もう選択ではなくマストにしてしまってください。

それが仮にうまくいかなかったとしても、あなたは何も損をするようなことにはなりません。そしてもしもうまくその怒りを見て味わうことができたら、冷静な選択をすることができるはずです。

依頼されてすぐに返事をする必要がないのであれば、必ずそうすることです。実際にどうするか答えるときまでには、冷静さの邪魔をする感情のパワーを消化してしまうわけです。

その結果、必ず後で後悔するような答え方をせずに済むはずです。このやり方は、多くの場合にとても有用ですので是非試してみてください。

そして、その方法に慣れてきて、自分のものとして本当に役立つということを実感できたなら、もうそれをあなたは忘れることはなくなるはずです。

さらに言えば、相手と話している最中に、感情をリアルタイムで見て感じることができるようになったなら、これはもう鬼に金棒状態といえるでしょうね。

練習あるのみですが、私自身にとってもリアルタイムでやるのは、なかなか難しいようです。