もしもあなたが自由に生きたいと願うなら、無執着であることが絶対的に必要なことだと知ることです。
執着とは、外側の何かにすがりついて離れられなくなることなので、当然の結果として不自由極まりない状態となるのです。
一方で無執着でいることは放棄することとは全く異なるのです。放棄することはそれから離れてしまうこと。
何からも離れる必要などないのです。放棄は防衛の一種であって、執着をなくすこととは違うと理解することですね。
自分を守るために正しさを一番大事にする生き方がありますが、それは正しさに執着しているということです。
正しさという心の鎧は、確かに一過性の安心をもたらすのですが、その分だけ自由を奪われることになるので、人生は破壊されてしまいます。
かといって、正しさを放棄するということではありません。放棄することは正しさと戦うことになってしまうからです。
正しさを放棄する代わりに、無執着になればいいのです。正しかろうとそうでなかろうと、そこに拘らないということ。
それが無執着ということですね。無執着は無防備であって、放棄は防衛だと理解すればいいのですね。