親の安心が子供の人生を守る

息子がまだ小中学生の頃、彼の部屋には物が溢れていて、足の踏み場がないという表現がピッタリでした。

どうやって部屋の奥にあるベッドまでたどり着くのだろうと不思議だったくらいですが、あまり気にはなりませんでした。

結婚して普通の生活をしているようなので、心配する必要はなかったのですが、その当時はきっと彼の頭の中は思考でいっぱいだったのでしょうね。

いろいろなことに興味があって、お年玉などはその日のうちに全部使うし、貯金するなどという考えは、ひとかけらもなかったのです。

欲しいものは何としても手に入れるようなタイプだったのです。そうした積極的な生き方も、大人になっていい方向に向かったようなのです。

というのも、自分で計画して大きな買い物であるマンションを買ったり、または売ったりして独自のやり方で人生を進めているからです。

子育て中の親の目線からすると、子供の言動や考えに対して、こんなんで大丈夫なのかとつい心配して気を揉んでしまうのです。

けれども、心配し過ぎて口出しするよりも、ゆったりと余裕を持って見守るという姿勢がとても大切なのだなと思うのです。

そういった親の安心のエネルギーが、結局は子供の人生を守ることになるのではないかと感じています。