哲学や社会学、心理学等々、ありとあらゆる学問がこの世界には普及していますが、そうした◯◯学は主観を超えることができないのです。
学問はマインドの努力によるものだからです。私たちはそうした◯◯学を、私たちのマインドによって育ててきたのです。
つまりは、学問によってマインドの外側に赴くことは不可能なことなのです。だから学問をどれほど高度に追求しても、マインドの範疇だということ。
それが悪いと言っているのではなく、学問とはそういうものだという認識をしておく必要があるということです。
哲学者や心理学者が決して覚醒できない理由はそこにあります。それはもう明白なことですね。
一方、宗教はまったく違います。宗教と言っても、いわゆる宗教ではなく、真の宗教のことです。
それは、初めからマインドを使わないように仕向けられるし、マインドを超えていく術を教えてくれるものなのですから。
そこで初めて、真の己の姿を垣間見ることもできるのですね。