毎朝プールで泳いでいるのに、その日によって何となく上手く泳げてないと感じるときがあります。そんな時、身体に水がまとわりついてきて、それに手こずっているような感覚があるのです。
言わば、水と戦っているということなのですね。ところが、不思議なもので、気持ちよくスイスイ泳げる日というのは、どこかで「水はお友達」という感覚になっているのです。
私たちは、自分の味方と一緒のときには居心地がよくて、敵といるときにはその逆の気持ちになるものですね。それは、敵といるときにはそれだけ防衛が強くなるので、当然のことなのです。
つまり、「水はお友達」という感じのときには、味方と一緒なので余分な力が身体に入っていない状態であって、リラックスして泳いでいるので、スムーズなのですね。
水泳に限らず、どんなことにもこのことは言えると思います。たとえば、カードマジックを練習している時、それを楽しんでいると次第にトランプが自分の手に馴染んでくる感覚があるのです。
それは、「カードはお友達」状態になることを意味します。一方、いくら練習してもうまくできないなあと気分が落ちているときには、カードに翻弄されている気持ちになるものです。
その時には、カードと戦っている気になってしまっているのです。だからよけいに上手くできなくなってしまうのです。そんな時には、一旦休憩をとって気持ちを新たにして、再度友達と楽しい時間を過ごすつもりになってみるのです。
さっきまで失敗ばかりしていたのに、なぜか上手にできるようになっていたりするものです。こうしたことは、人生そのものについても言えるのではないかと思います。
あなたは、自分の人生と戦っていますか?それとも、人生は友達だと感じているでしょうか?その差は、もう分かりますね。どちらを選ぶかは、すべてあなた次第です。
人生を友達につけた人は、きっと流れがスムーズになっていくはずですね。