私のブログを読んで下さったクライアントさんから、あの内容は私のことを書いたのですか?という質問を受けることが時々あります。
実のところ、クライアントさんとのセッションを通して、気づかせていただいたことを書いているのは事実ですが、それは特定の誰かのことをイメージして書いているわけではありません。
つまり、ヒントをいただきながら、それをなるべく多くの人に当てはまるように一般化しています。だからこそ、ここで書いていることは数多くのみなさんの心の在りようにも該当するはずなのです。
実際、私自身を例にとっても同じことが言えます。私の中には全く存在しないという心の問題について書いたことがありません。どの内容であれ、何等かの形で私自身についても言えることなのです。
人の心というものは、千差万別ではあるのですが、逆に言えばそれほどの大差もないということです。そうでなければ、私はセラピストをやってこれなかったでしょう。
すべての人の心は、大同小異なのです。それでも、その小異の部分がとてもご本人にとっては大切なので、セラピーはとてもデリケートなものとなるのです。
私がセラピストになった頃は、自分はそこそこの癒しができていて、だからこそ病んだクライアントさんのセラピーができるのだと傲慢なことを考えていたと思います。
けれども、実際のセッションを経験すればするほど、どんなクライアントさんのご相談の内容であれ、心の問題であれ、私自身には全く見当たらないことだと思えたことは一度もありません。
このことも、私がこの13年間セラピーを続けてこれた大きな要因であると言えます。そして、本日もクライアントさんからたくさんのプレゼントをいただきました。
そうして気づかせていただいたことを抽象化することで、できるだけ多くの人が自分にも思い当たることがあると感じて、何かのヒントにしていただけたら、これほど嬉しいことはありませんね。