窮鼠猫をかむ

久しぶりにテレビを見ました。自民党大敗のニュースばかりでした。長いこと自民党が日本の政治を牛耳ってきた歴史に、どうやら新たな一歩がやって来たと言えるのかもしれませんね。

何に付け、大きな変化を迎える前というのは、極端とも思えるようなある種追い詰められた状態になるものです。政治の世界もこの1,2年はそんな感じがしていたと思います。

人生についても同じようなことが起こります。エゴそのものが生き延びようとしてあまりに自分をひどい状態にしばりつけてしまうと、それが引き金となって新しい生き方や考え方に立ち戻るチャンスがやってきます。

自分の場合は、大きな病気をしたことがある程度の引き金となってサラリーマンを辞めることに繋がりましたし、セッションにいらっしゃるクライアントさんの場合も、精神的に困り果てた状態でいらっしゃることが多いです。

そうした追い詰められたような状態というのは本当に辛いものですが、それが人生を立ち直らせる原動力にもなるのです。

だからこそ、人生では苦難とも思えるようなことがやってきた時にこそ、大切なことに気付く大チャンスだとの認識をすることですね。ただ落ち込むだけでなくなぜこうした事態になっているのかを冷静に見据えることです。

そして心の癒しというのは、そんなに追い詰められるまで放って置くのではなく、積極的に自分の生き方を見直すことで、人生を幸せへと向きなおすことなのです。

日本の政治がこれからどう変わっていくことになるのか分かりませんが、今この時期に大きな変化のうねりを迎えていらっしゃる方々が自分も含めて沢山おられるように感じています。

きっとこの世界全体がそういった時期にさしかかっているのでしょうね。今こそ、できるだけ今まで覚えてきてしまった考え方や常識、そういったものにいたずらに縛られることのないように、大きなうねりの変化に身を任せてみることにすることです。

それが一番変化という波にスムーズに気持ちよく自分たちを推し進めてもらうのにいい方法なのではないかと思います。