催眠状態というのは、いわゆる変性意識状態になることを言うのですが、その定義はなかなか難しいですよね。
起きている状態と寝ている状態の間の、ちょうどウトウトしているような感じとイメージされている人もいると思います。
けれども、それともちょっと違うんですよね。もっと正気な状態だと思って間違いありません。夢うつつではないわけです。
そういう意味では、本人の自覚としては、ごくごく普段の状態とあまり違いがないという感じがもしれません。
ただし、普段と少し違うのは気がつくといつもよりも感情を感じやすくなっているのです。もしもそこで開放的な気持ちになれたなら、たくさんの感情が溢れて来るかもしれません。
瞑想状態も変性意識状態と言われることもありますが、私の場合はちょっと違うように感じています。
というのも、私の場合に限るのかもしれませんが、瞑想状態ではある種の集中力が必要になるのです。
ただ漫然とリラックスして静かにしていればいいというよりも、より意識的に集中するようにしています。
一体何に対して集中するの?と聞かれてもうまく答えられないのですが、少なくともぼーっとしているのとは対極にある感じです。
例えば、集中が深くなると呼吸のスピードがとても遅くなるのがわかります。逆に言えば、呼吸を遅くすることで集中を深めることもできるのかなと。
あるいは、閉じた眼の中で何かを凝視しようとすることによって、集中を高めるという方法もありますね。
とにかく動かないことによって、この瞬間と同期が取れてくる感じです。きっと人によって感じ方もやり方も違ってくることだと思いますので、参考になったらいいですね。
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