先ほど、とある本を読み始めたのですが、その冒頭で次のような質問がありました。「あなたの理想の人生というのは、どのようなものですか?」
読み進めようと思う前に、ここで立ち止まって考えてしまいました。はて、自分が思う理想の人生ってどんなものかなあと。
そんなふうに単刀直入に聞かれたことがかつてあったかなと。とにかく、答えを出さなければと思うのですが、すぐには浮かんでこない。
例えば、辛そうな人を見たくないので、誰もが楽しそうに明るく笑って過ごしているような世界に生きること。
あるいは、人生が夢であることを見抜いて、自分の本質にはっきりと目覚めること。心身ともに健康で清々しく生きること。
自分で書いていて思うのは、なんとも漠然としていて具体性が何もないのですから、引き寄せるのも難しい感じがします。
一つはっきり分かっているのは、欲望が叶ったところで満ち足りることはないということです。
だから結局は、その欲望の元となる自我から解放されるしかないといったようなことになってしまうわけです。
面倒臭い自我だなあとつくづく気付いた次第です。