他人に迷惑をかけても、あなたの存在価値は変わらない

私たちが持っている「自己否定」の理由には、それこそ沢山のネタがあるのですが、その中でもかなり重症のものとして挙げられるのは、「自分は人に迷惑ばかりかけてしまう」というものがあります。

こうした根深い思い込みは、当然のことですが幼い頃の親子関係に起因するものがほとんどだと言えます。

幼い頃というのは、非常に視野が狭いですから、目の前で親が楽しそうではないとか、悲しそうだとか、幸せそうではないと知ると、その原因を自分にむけてしまうのです。

もうそれだけで、自分が迷惑をかけている張本人だと信じこんでしまうのです。親が怒れば、それも自分のせい。

親のネガティブな感情はすべて、自分が悪いんだとして早々に結論づけてしまうのです。経験が少なくて、視野が狭い状態ではそうなりやすいのです。

この状態になってしまうと、一人で立て直すのは大変なことです。その逆に、自分が迷惑をかけているという思い込みの中で生きるようになってしまうのです。

本当に迷惑をかけているのかどうかを相手に確認することもなく。実際、相手が迷惑を被ったと言ったとしても、それは本質的にはその人に起因することなのです。

そしてこの自己否定は、自分の価値を決定的に下げてしまう効果があるのです。もちろん、そのすべてはインチキでしかないのですが。

そうして、自己価値をなんとかして上げようとして、正しい自分を最優先させるのです。正しいことで、できるだけ人から否定的に見られないようにするわけです。

こうなると、悪循環はもうとどまることを知りません。一度立ち止まって、どこから間違った信念をベースに生きてきたのかを、振り返って見てみることが大切ですね。

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